COLUMN
コラム

2024.11.7
コラム

記帳代行(入力代行)と自計化、どちらがお勧めなのか

・記帳代行と自計化の比較

クライアントの皆様は税理士と契約する際、レシートや領収書を原本のまま渡し、会計入力作業を会計事務所に依頼する記帳代行か、あるいはクライアントの皆様がご自身で会計ソフトに入力をする自計化か選択肢をすることになります。どちらにすればよいかわからないというお声を耳にすることもあります。

簡単ではありますが、記帳代行・自計化 どちらを選択すべきか という簡単な比較表を作成しました。

※1 会計ソフト代は税理士事務所指定の会計ソフトによって料金が異なります。
当事務所推奨会計ソフト 
マネーフォワードクラウドの料金表はこちら
freeeの料金表はこちら
(弥生会計などのデスクトップ型会計ソフトも税制改正に対応するため、毎年の更新が推奨されます。)
※2 顧問報酬や決算報酬は別途生じることが一般的です。
※3 入力レベルが低い場合、データ修正料金として、一定の追加報酬が発生する場合があるそうです。
※4 税理士事務所として報酬が異なります。 当事務所の場合、1仕訳100円(税別)となります。

税理士としてのおすすめは?

①料金重視で考える場合。

法人の場合、月額3,000円から6,000円程度の会計ソフト利用料と、税理士に記帳を依頼する場合の報酬を確認し、判断します。例えば会計ソフト利用料が6,000円だが、記帳代行が5,000円であれば、料金的には記帳代行を依頼したほうがお得です。注意点として、クラウド会計の場合、請求書発行機能や給与計算機能が付随している場合があります。現状の請求書発行ソフト、給与計算ソフトを利用している場合、切り替えが可能な場合もあります。今後の請求書発行ソフト、給与計算ソフトの毎年更新は不要にな場合、トータルすると自計化のほうがお得な場合もあります。

②経営判断で考える場合。

経営者であれば、会社の業績に関心がいきます。また金融機関(銀行や信用金庫)などから融資を受ける場合、試算表という一定期間の取引を記録した集計表の提出が求められる場合があります。記帳代行を依頼した場合、タイムリーな試算表を提供することが困難な場合があります。また銀行借入がない場合も、毎日あるいは毎週のように定期的に入力をしていれば、ほぼタイムリーな試算表を確認することができ、経営意思決定に活かすことができます。

③入力する時間で考える。

会計ソフトの入力にはどうしても一定時間かかります。自計化する時間を確保するために、本業の営業時間が確保できずに売上が悪化した、家族友人関係の付き合いが悪化した。この場合は、本末転倒です。、記帳代行依頼を検討します。

最後に

弊事務所では初期面談では必ず現状について確認させていただき、記帳代行にすべきか、自計化にすべきか提案させていただきます。また定期的な面談でもアドバイス可能です。お気軽にご相談ください。

電話番号